本会は平成4年度に番場のまちづくりを考え行動する仲間で発足しました。
番場は古くから蓮華寺や中山道など歴史の豊かな地域であることから、まず郷土の歴史を勉強することから始めました。その中で、まだ一般には知られていなかった中世の山城の鎌刃城跡をまちづくりの中心に据えて調査研究を進めてきました。
この城跡は平成9年に米原町の史蹟に指定され、平成10年からは毎年夏に町教育委員会により発掘調査がなされるようになっりました。この調査では本会が中心となり、地元住民による整備も含めた作業を進めています。
また、平成11年秋には県内外の城跡を活かしたまちづくりに取組んでいる団体による「近江山城サミット」を開催しました。
●鎌刃城跡について
鎌刃城跡は滋賀県坂田郡米原町番場の標高384mの山頂に位置する典型的な戦国時代の山城である。その築城年代は明らかではないが、湖南と湖北の境目の城として応仁の乱の頃にはすでに築城されていたものと考えられる。15世紀後半から16世紀前半には京極氏と六角氏の攻防が鎌刃城を舞台に何度も行われている。1570年からは織田信長と浅井長政との攻防や木下藤吉郎(豊臣秀吉)の援軍の活躍が記録に残っている。1574年には織田信長直轄の城となり、備えられていた米穀2千俵が徳川家康に与えられている。その後、まもなく廃城となったものと思われる。